8/20種子法廃止についての学習会

 

講師の山田正彦さんは、元農水大臣・弁護士、そして「日本の種子(たね)を守る会」呼びかけ人です。さて、日本の食料自給率は4割を切り、将来への不安を感じていましたが、たね(種)はさらに低く、野菜のたねは8~9割輸入に依存していることに驚愕しました。 1952年に制定された主要農産物種子法によって稲・麦・大豆は国内でたね取りが行われ、優良なたねの生産・普及をすすめてきましたが、今年3月に種子法が廃案となり、今後、公的機関での育種の後退、種子の供給不安、外資系企業の参入による種子の支配などが懸念されるという事でした。TPP協定批准の影響であり、他にも水道法の改定、農業競争力強化支援法、農村地域工業誘導推進法、市場法の廃止など国内法の整備に取り掛かっていると、寝耳に水といった情報でした。

また、施行までの間、署名活動や学習会などを重ね、阻止に向けた動きを作って行く事も話され、積極的に協力していきたいと思いました。