原発事故から4年、福島の今を知る(5/18グリーンカフェ報告)

NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」事務局長 郡司真弓さんにお話を伺いました。

福島の災害関連死は津波による死亡者数を超え1700人以上。何回もの転居で家族や地域がバラバラになり、先が見えない生活に自死が増えている現状です。
原発事故から26年経って訪れたチェルノブイリでは、放射能の影響が子どもたちに、甲状腺の異常、神経系の障害、体力・知力の衰えなどをもたらしていることが報告されました。福島では子ども84人が甲状腺癌と確定され、これからは低線量被曝の影響が懸念されます。
また、韓国の反原発より「脱核」の市民運動が報告されました。原発も核兵器もプルトニウムが燃料です。核兵器へ転用できる原発は止めなければなりません。24基の原発がある韓国で事故が起きたら、日本への影響は大きく、市民団体同士の連携の必要性が熱く語られました。
人々の生活・心身の回復がない限り原発事故は収束しないのだと思いました。安全神話をつくって来た政府と電力会社。市民が「NO」と意思表示し、未来の子どもたちのために、一人一人の力を合わせて大きな力にしていくことが、今必要です。