「沖縄は何と闘っているのか~命どぅ宝の意味~」学習会に参加して

平良愛香氏のサンシン弾き語り

平良愛香氏のサンシン弾き語り

「人権学習」の一環として沖縄の平良愛香氏のお話を聞きました。

まず、沖縄が受けてきた抑圧の歴史から現在の辺野古基地問題へと続きました。私たちが「沖縄は大変ですね」などと言うとき、「本当に大変さがわかっているの」「誰のせいだと思っているの」「大変だけど日本も大変なんじゃないの」と穏やかに、しかし、深い目で問いかけられました。私自身の言葉の軽さを思い、赤面する思いで聞いていました。

そして、「基地建設に反対しているのではない。戦争をここで阻止しているのだ」 「被害者になることはまだ諦められるが、加害者になることは我慢できない」いう言葉が胸に残りました。さらに、基地闘争デモで警官に首を締めあげられながら「こんなことをしている時ではない。あんたも行動しなさい」と言ったという母君の言葉に人はどこまでも強くなれるのだという力をもらいました。

また、平良氏ご自身がカミングアウトされた性同一性障害についても説明されました。ひとの外観や内面について複雑に分類されるものであることを知り、考え方なども人それぞれ微妙に違うものなのだから、お互いの存在を認め合う意味で低レベルの非難は止めたいものだと思いました。(H)