人権を一番に!川崎市平和館に学ぶ

川崎市は第2次世界大戦末期に20回に及ぶ空襲を受けました。特に大空襲となった4月15日を挟んで毎年「川崎大空襲展」が開かれていることを知り、4月24日(日),平和部会では川崎市平和祈念館を見学しました。1階の特設会場で今年は5月8日迄で開催されています。

戦時下の学校や日常生活の写真、米軍投下ビラ、陶製ボタンなどが実物や写真などで具体的にわかりやすく展示されていました。空襲で焼け野原となった川崎工業地帯の写真は、TVに映し出されるマリウポリの現況を見ているようでした。戦争は、多くの一般市民が犠牲になることがよくわかります。

これらの資料は展示期間以外には川崎市立公文書館に保管され、そこには行政文書も5年間保管されているとのことです。史料・資料を保管する場所「公文書館」があることで、事実に基づいて歴史を学ぶことができ、民主的な市政運営につながると思いました。

2階の常設展が特に素晴らしかったです。「平和とは、すべての人間が暴力や差別、貧困や環境破壊に脅かされず安心して生活できる」との考えのもとで、タッチパネル映像で具体的に展示されています。ナチスによる迫害から生き延びたジプシーの証言は説得力がありました。過去の日本の戦争だけでなく、現代のテロ、武力紛争とメディアの関わりなども取り上げていました。平和を実現するために何ができるか?国家は勿論国民一人ひとりに突きつけられています。武力には武力ではなく、外交による相互理解が今こそ必要な時と感じました。

包括的な平和への理解促進へ平和館が幅広く利用されることを目指して、入場料は無料、ガイドイヤホンも無料です。海老名市では、公共施設有料化が検討され始めました。人権を根っこに置く川崎市に市政の在り方公共施設の在り方も学びました。

  

「核兵器廃絶平和都市像」「川崎市平和館」