いじめや不登校のない学校改革

第1回まなピタネット主催の講演会に参加した。講師は元世田谷区立桜丘中学校長西郷孝彦氏。

ニーチェは言ったという。『子どもの教育は道徳なんか教えなくていい。人生が楽しいという事を教え、自己の人生を肯定できるようにすることだ』西郷先生も全ての生徒が3年間を楽しく過ごせるように考えた。

学校にゲームや3Dプリンターを置き、浴衣を着る日やハロウィーンを楽しみ、生徒達の思いや考えを知る。発達障害の生徒は興味やこだわりがあるので、そこを理解してやり環境を整えればよい。環境整備を邪魔しているのが校則だ。皆同じでないとダメ、はいじめになる。違っていいとなると文句は言わない。自分の好きなことを見つけるのを待つ。校則を無くし夢の中にいる様な環境にしたら、進学率も上昇した。

「基本はほめること、環境をつくること。子どもはでこぼこだ。みんな違うことを認め愛情を持って接し自信を持たせることが全て。」と西郷氏。海老名市の小・中学生260人以上が不登校という現実があり、先生の実践から学ぶことは多い。

*「えびなえんぴつの会(ボランティアで夜間中学を開催している)」で11月に西郷先生の出前講座を予定している。

*まなピタネット:不登校、発達凸凹、その他ニーズに合わせた学びの場、居場所、相談等を行っている団体および個人の繋がり。こどもたちの未来が豊かになるためのネットワーク。