「被災時の食事とトイレどうする」学習会に参加
最近の地震の多さに驚かされます。いつか来ると云われている直下型地震や南海トラフ地震。運よく家は倒壊しなくても電気、ガス、水道といったライフラインが止まってしまった時に困るのが食事とトイレ。海老名市の災害ボランティアネットワークのメンバーが講師の学習会に参加しました。被災時に家にある卓上コンロ、鍋、食料品で簡単にできるパッククッキングを教えて頂きました。いわゆる耐熱性のポリ袋で作る湯煎料理です。今回はご飯、パスタ、親子丼の具、蒸し鶏、温野菜が1時間の間に出来上がりました。
作り方のコツを覚えれば、いろいろとバリエーションが広がりそう!鍋の湯で何度も調理でき、貴重な水も有効に使えます。実は以前にこの方法で蒸し鶏を作ったことがあるのですが、それまでの時間をかけていたやり方と味の違いがなく、最近はもっぱらこのパッククッキングです。
「温かい食べ物は、人を幸せな気持ちにさせてくれる」と講師の方の言葉。本当にそうだと思います。
試食の後はトイレの話と防災グッズなどを紹介して頂きました。段ボールで作ったトイレで凝固剤、ペットシートでの使い方を学びました。トイレの話で一番皆に伝えたいと思ったことは大きな地震があった時、下水道も使えない状況にあることが多く、そのようなときに水を流すと逆流してくることがある。特にマンションなどの集合住宅では下の階に迷惑がかかるので絶対に駄目ということで、これは声を大にして言いたい!普段から、いつ地震があっても大丈夫なように出かける時の持ち物にミニトイレ、ホイッスル、モバイルバッテリーなどを加えることも必要かなと思うようになりました。
そして災害は地震だけではなく、風水害の危険も考えておかなければなりません。なお、海老名市では避難所には「仕切り」があり、プライバシーも少しは守られると聞きました。これだけでも安心して避難できると思います。
災害は忘れた頃に来るのではなく、明日にも危険が迫っていることを忘れてはなりません。
神崎佳代子
ポリ袋で作った暖かくておいしい料理をいただきました。