地域で見守る認知症

海老名市は昨年14万人となりました。その約25%、4人に1人は高齢者で約35,000人です。そして、2025年には団塊世代が全て後期高齢者になります。

高齢になることは豊かな経験を積み重ねていきますが、心身共に病気を発症することが多くなります。認知症は脳の病気により、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態になることで、誰にでも起こりうる病です。85歳以上では4人に1人に認知症の症状があるといわれています。「えびな高齢者プラン21【第8期】」では2025年には市の認知症高齢者数が3,450人になると推定されています。また、国勢調査2020年では市の高齢者の単身世帯は5,511、高齢夫婦世帯は7,352です。

高齢者の「認知症になったらどうしよう、一人暮らしで不安」の声が聞こえます。他人ごとではない認知症を「基本のき」から学ぶために「認知症サポーター養成出前講座」を開催します。

日時:7月4日(木)10時∼12時・海老名市文化会館小ホール棟402室、

講師:南地域包括支援センター職員・在宅医療相談室職員 参加費:無料

2024年1月1日施行された「認知症基本法」ではこれまでの国のオレンジプランを基盤に「認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう」な施策を提唱し、各自治体に具体的な施策を求めています。

認知症者やその家族を孤立させない、誰もが尊厳をもって住み慣れた地域で暮らすことができる海老名へ向けて話し合いましょう。