海老名市本庁舎駐車場条例の制定について 本会議を傍聴

海老名市本庁舎駐車場条例の制定については既に3月7日(金)総務常任委員会で審議され、賛否激論が交わされ、賛成4名・反対2名となり賛成多数で採択されました。

同日「市民の市役所駐車場を考える会」として「海老名市本庁舎駐車場の条例(案)の撤回を求める陳情」を提出し陳述しました。結果は賛成2名・反対4名となり反対多数で不採択となりました。

委員の質問に対して、この条例案を通すため必死に職員の方々が回答している様子が見てとれ有料化ありきを感じました。

3月27日(木)、3月議会最終日に「海老名市本庁舎駐車場条例制定について」審議がありました。賛成討論者2名、反対討論者5名が発言しました。主な意見は次の通りです。

【賛成】

市役所周辺は賑わいのまちづくりとして今後商業施設や温浴施設、住宅が増えるため無料の駐車場に停める人も増えることが考えられ民間駐車場の利用圧迫につながる。土・日・祝日(現在無料開放)も停められる。不正利用者により本来の利用者が駐車できないことは問題だ。

【反対】

市民への周知は1か月間のパブリックコメントのみでほとんどの市民が知らない。年間700万円の維持費に対して月1万円の収入しかない。市役所周辺の開発はまだ先であり人口増加に対して有料化より駐車場の増設を考えるべきではないか。駐車場の利用についてのルールを看板やホームページ、窓口などで行うことが先ではないか。料金を払えば停められるとなれば工事車両が停めることもあり得る。有料化になると入出庫に手間や時間がかかる。運用体制(市役所内の軽食喫茶店や食堂の利用について警察署の免許書き換え時、窓口体制など)が明らかになっていない。駐車場の有料化設備より今必要なのは子育てや高齢化に対することへ使うべきではないか。今後条例を改定することで市役所利用者が有料化の対象になる可能性もあることが払拭されていない。料金徴収型の駐車場の設置費用の負担についての疑問など多くの意見がありました。

「海老名市本庁舎駐車場条例制定について」多くの不明なところや納得がいかない中で10月より実施することになります。

最終審議では、議長を除き21名の議員が審議し賛成13名・反対8名の賛成多数で採択されました。

今後も税金の使い方に関心を持ってみていくことが必要です。