「東京原発」自主上映会を開催
8/23(土)海老名市文化会館351・352室に88名の参加者を迎え「東京原発」自主上映会を開催しました。それは3/9(日)大磯エネシフト主催の「東京原発」自主上映会に参加したことに始まります。政府が原発回帰のエネルギー政策方針をうちだしたことは、福島第一原発事故から何も学んでいないのでは?と、大きな疑問を持っていました。原発の問題を根本から考えていくきっかけに、多くの方にこの映画を見て貰いたいと考え、自主上映会を開くことにしました。そして、さがみ生活クラブ海老名コモンズと神奈川ネットワーク運動海老名の有志で「東京原発」上映実行委員会を立ち上げました。
「東京に原発を誘致する」都知事の声からスタートしたこの映画から多くのことを学びました。「命のリスクは同じなのに何故東京ではダメなんだ」「過去のことはすぐ忘れてしまう。」参加者アンケートでの多くの方からの応えです。専門家を呼んで、原発の基本の基を学ぶ場面では原発の特徴をつかむことができました。
3.11事故後、原発を「限りなく減らす」から2023年「最大限利用」へ、エネルギー政策を変更しました。AI活用による電力需要の高まり、気候温暖化の進む中、安定的な電力供給・CO₂を出さないクリーンエネルギーとして原発を推進しています。しかし、使用済み核燃料の処理、地震・ミサイル攻撃対策など、原発の根本問題は未解決のままです。このまま、原発を進めることには「NO!」と言わざるを得ません。
私たちのできることは何か? 省エネ・節電もしかりですが、原発由来電気から再生可能エネルギー電気へ切り替える、再生可能エネルギーを支える企業を支援する・・・。「傍観していることは認めていることと同じ」映画の一言ひとことが私たちに突き刺さります。「自分ごととして原発問題を考えるきっかけになった」とアンケートにあるように、この映画が各地で上映され、原発・エネルギー政策を考えるきっかけつくりになり、やがてエネルギー政策変換につながりますように、地域からできることを考えていきます。
*(一社)大磯エネシフト:原子力発電に依存しない社会の創造を目指し、自然エネルギーによる発電事業を進める大磯町有志による一般社団法人。今回の上映会のやり方や資料の提供など、多くの協力を頂きました。