川はゴミ捨て場?

残暑の8月第1回に続き、11月1日(日)午前、第2回永池川清掃をしました。美化センター付近の東名高速道路より下流の永池川は改良工事で両岸がコンクリートになっていて、稲の収穫時期を終えた今頃は水量が少なく中州の草むらに投げ捨てられたゴミが目立ちます。田植えを迎える春には水量が多くなり、重いゴミも流されてしまいます。今回は川の中に投げ込まれているゴミを拾うことに集中しました。

中州状の草むらに、ロープを伝って降り、投げ込まれているゴミを拾い手製の網袋にいれ、川岸の人が引き上げ、分類しました。草むらを分け入ると、出てくる出てくるゴミ、ペットボトル・プラスチック製品や空き缶。泥だらけの電気釜、水を吸った衣類、布団などは数人で力を合わせ、やっとの思いで引き上げました。

ゴミはゴミを呼ぶの通り、8月末のゴミ拾いできれいになった川岸や農道には、ゴミの散乱は少なかったです。ただ、東名下のトンネル壁画に使われたと思われるペイント類が買い物かごにまとめて捨てられていたことは残念でした。

不要なものはゴミとして捨てることは個人の行為ですが、我が家さえ綺麗に片づけば良いのでしょうか?川に捨てたら、流れ着く先はどうなるのか?マイクロプラスチックとなり、小魚からクジラ果ては人間にまで影響を与え、生態系を壊します。捨てればゴミ、分別すれば資源です。衣類は古着リサイクルやウエス、固形燃料になります。

ゴミの有料化から1年経ちました。分別は進み、可燃ゴミは15%以上減少したと市は発表していますが、見えないところへの不法投棄は増えていると思われます。

資源小国の日本は未来へ循環型社会を引き渡すためにもリサイクル・再利用が大切です。環境を守ることの第1歩は、不要なものは購入しない、リサイクル可能なものを購入するなど消費行動も重要だと思いました。第3回永池川清掃は12月6日(日)午前の予定です。